Mt. Forever

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山里と里山は同じでしょうか?

 NHK等の番組で『里山』という言葉をよく聞きます。
 この『里山』という言葉は、日本語として正しいのでしょうか。造語の様な気がしていて、個人的には使うことをためらっていました。調べてみると、Wikipedia[1]に出ています。

 Wikipediaによれば、里山が初めて使われたのは宝暦9年 (1759年) 「木曽御材木方」で、「村里家居近き山をさして里山と申候」と定義[1]されています。ですが、一般用語として使われたわけではない様です。
一般的な言葉として広めたのは、京都大学名誉教授、京都府立大学名誉教授 四手井綱英氏 (1911/11/30 - 2009/11/26) と言われています[1]。四手井先生は、日本モンキーパークの所長をされた方でもあります。初出は、「日本の森林・国有林を荒廃させるもの」[1](中央公論社、P.184、1974年)に再録された論文ではないか、と言われています。四手井先生は、「農家の裏山や丘陵か低山帯に広がる薪炭生産、堆肥や木灰の生産、木材生産など農業を営むのに必要な樹林」と里山を定義しました。その後、写真家 今森光彦氏が出した写真集「里山物語」で、今の様に広く使われるようになった、とも言われています。

 一方、『山里』は山間部の集落、山村にある別荘、山奥の家、を指し[3]、源氏物語や古今和歌集にも出てきます。この様に、里山は雑木林等を指し、山里は集落を指す、と考えた方が良いと思います。以上から、個人的には里山は人工的な雑木林等を指し、山里に隣接する自然林や田畑を含めている今森氏やNHK等の番組での定義は広すぎると感じています。

[1] Wikipedia: 里山, http://ja.wikipedia.org/wiki/里山#cite_ref-3, (viewed 2014-4-26).
[2] 四手井綱英: 日本の森林―国有林を荒廃させるもの, 中公新書, 中央公論新社, p.184, 1999(復刻版).
[3] デジタル大辞泉: 山里, http://kotobank.jp/word/山里, (viewed 2014-4-26).
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