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心象操作の疑い (Islamic Stateによる日本人2名殺害)

2015年2月24日付 朝日新聞朝刊1面に、「後藤さん拘束は「IS」 政府、1月前半までに認識<http://digital.asahi.com/articles/ASH2R5RQ1H2RUTFK00H.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH2R5RQ1H2RUTFK00H>」との記事が出た。
報道では、菅官房長官は後藤さん拘束を2014年12月19日、ISによる犯行を確信したのが2015年1月20日と説明、としている。
2015年2月2日の報道ステーション<http://www.tv-asahi.co.jp/hst/>での報道は、以下の内容だったらしい。LITERA「後藤妻に口止め…安倍官邸の暴挙が後藤さん妻に口止めして選挙、外務省の反対抑え中東歴訪…安倍官邸の人質見殺しが明らかに<http://lite-ra.com/2015/02/post-840.html>」によれば、
「外務省は2014年11月に後藤さんがシリアで連絡が取れなくなり、翌日にはガイドから聞き取りを行う」動きをしていたそうだ。そして「パリのテロ事件もあり、総理に対し外務省は中東訪問を見直すよう進言した。しかし総理は1月にエジプト訪問し、ISIL (Islamic State in Iraq and the Levant) と戦う国に約2億ドルの人道支援を行うとスピーチした」
つまり総理は、外務省の進言を無視し中東訪問を行い、しかも日本語では人道支援という言葉が入っていたが、英語では抜けていたため、ISが2億ドルを身代金として要求した、とも言われている。また、LITERAは「外務省が把握したのは11月ではなく10月という記事も出している (LITERA「政府がイスラム国との秘密交渉に失敗していた!? 後藤氏を雇ったテレビ局も関与か」<http://lite-ra.com/2015/01/post-810.html>)。なお湯川遥菜氏の拘束は8月で、後藤さんはそれを知ってISに潜入し救出しようとしたらしい。
さて、報道ステーションは中東訪問だけでなく、選挙についても言及していたようだ。遅くとも11月に把握したのが事実ならば、邦人救出を最優先しなければいけないはずである。しかも、2014年12月2日に、後藤さんの妻に届いた身代金要求のメールについて、外務省は「政府としてメールを含めた直接交渉はしない、また身代金は支払わない」と伝えたそうだ。
2014年12月2日は、選挙の告知日であった。12日後の14日には投票が行われる。この様な状況で、譲歩して助けたとしても「人名は地球よりも重い」とする立場は今も議論されているし、失敗すれば政府の立場はもっと悪くなる。このため外務省は、後藤さんの妻とガイドに対し口止めした、とも取れる行動を起こした。
本内容について外務省は、「事実に反する」として報道ステーションへ申し入れを行っているとのことだ。
また2015年1月23日放送では、出演していた元経済産業相官僚 古賀茂明氏が「総理は有志連合に加えてもらいたいが、憲法があるのでできない」という様な趣旨の発言をした。しかし、これについてはJBPress「イスラム国と戦う「有志連合」、まぎれもなく日本は一員である<http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42822>」によれば、2014年9月の発足時に日本は自動支援だけを実施する有志連合として加わっていることになっている。つまり、古賀氏の発言は間違っているという意見もある。
古賀氏は「I am not ABE」といった発言のためか、2015年4月に降板するだけでなく、朝日新聞解説委員 惠村順一郎氏も降板し、番組チーフプロデューサが移動するとの噂がある。おそらく外務省でも、誰がテレビ朝日 (にリークした人) に情報を渡したか、犯人捜しをし特定したはずである。
さて今回の朝日新聞の報道は、報道ステーションの報道内容を否定するものであり、テレビの報道を新聞で訂正するというやり方とも言え、政府、省庁による心象操作、報道操作と疑われても仕方がないことと感じる。
原発、憲法改正、韓国、中国など、様々な問題に対し、何か政府の意向を反映した偏向報道が多い気がするのは気のせいだろうか。
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